Q:ソーラー時計が2秒づつ動くようになった

Q&A

ソーラー時計

秒針が2秒づつ、あるいは5秒づつ動くというのは、ほぼ充電不足が考えられます。
まずはご自宅で太陽の直射日光での充電をやってみましょう。
夏場の太陽の直射日光はお勧めできませんが、それ以外の季節だと直射日光が一番充電効率が高くなります。

充電してもすぐに2秒運針に戻るというご指摘の場合は、推察できるのは2パターンです。

充電しても2秒運針が続く

推測①

あくまで推測として考えられるのは…
太陽の直射日光で充電されていらっしゃるがそれでも2秒運針が続いている場合は二次電池が劣化してきているということです。
この場合、充電してもずっと2秒運針が続くか、少しすると動かなくなります。

推測②

内部歯車に汚れが出てきている為に歯車を回す力が余分に必要になり、そのため消費電流が高くなってしまいます。
二次電池の消耗が大きくなると充電してもどんどん消費していく為、すぐに2秒運針に戻ってしまうことになります。

いずれの場合も内装修理が必要で、その際には二次電池の確認と内部OHを実施することになります。
二次電池交換が必要だと判断される場合は二次電池交換を行います。

解決に向けて

正しい充電方法

どこでどれくらい充電されているのか、本当に正しく充電を行っているかの確認が必要です。
部屋の蛍光灯などではほとんど充電できないため、太陽の光で充電して頂く必要があります。

部屋の蛍光灯で充電されたと仰る場合、ほとんど充電出来ていない可能性があります。
太陽の直射日光だと10万ルクスの照度が得られますが、蛍光灯の場合20㎝の距離で3000ルクスしかありませんのでなかなか充電出来ません。
ちなみに、通常のリビングの照度は500ルクスくらいになり、普通のタイプのソーラー式だと、まったく充電できていません。
500ルクス以下だと、機械によってはエネルギー温存機能が働いて、自動的に針を止めてしまうこともあります。(光が当たると自動的に針が動いて時間が元に戻る機能)

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太陽電池ユニットの劣化

太陽電池ユニットが劣化、ないし、不具合があれば、発電しませんので、二次電池への充電も行われません。
太陽電池ユニットの交換が必要です。

二次電池の劣化

二次電池が劣化している可能性があります。
太陽電池ユニットから送られきた電力を貯めることができませんので、二次電池の交換が必要です。

いづれの場合もオーバーホールが必要となり、その際に部品交換ということになります。

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