そもそもGMT(Greenwich Mean Time:グリニッジ標準時)とは、イギリスのグリニッジ天文台での天体観測を元に決められる時刻のことで、かつて世界の時刻の基準とされていました。
GMTウオッチは、自分のいる地域の時刻と共に、世界の基準となる時刻(GMT)を表示するだけでなく、設定次第で異なる地域の時刻を表示することができます。
一方、UTC(協定世界時)とは、世界の標準時刻の基準として用いられる時刻です。高精度な原子時計によって決定され、地球の自転に基づく時刻とのズレを調整して維持されています。
UTCの概要
UTCは、世界中の時間研究所によって維持されています。異なるタイムゾーン間で操作を同期するためのグローバルな時間標準として機能します。
GMTとの違い
UTCはグリニッジ標準時(GMT)に合わせられていますが、原子時計と精密な天体観測に基づく、より精度の高い時間です。日常生活では両者に大きな差はありません。

日本時間との関係
日本の標準時(JST)はUTCよりも9時間進んでいます。そのため、日本時間から9時間を引くとUTCになります。
メーカーによって仕様はさまざまですが、一般的なGMTウオッチには時針・分針・秒針と共に24時間で1周する針(24時間針またはGMT針)、24時間針が指し示す24時間表示が備わっており、GMTウオッチの特徴となっています。
24時間針と24時間表示を使うことで、1つの文字板・ベゼルで複数の時刻を同時に表示することができます。どのGMTウオッチも、時針・分針・秒針をメインの時刻を知るために使用し、24時間針を2つ目の時刻を知るために使用します。

時針だけを自由に動かせるもの
GMTは分針・秒針・24時間針を動かさず、時針だけを自由に動かしてメインの時刻を1時間単位で変えることができます。
スムーズにメインの時刻を変更できるため、海外旅行や海外出張などのときに便利です。
24時間針だけを自由に動かせるもの
時針・分針・秒針を動かさず、24時間針だけを自由に動かしてサブの時刻を1時間単位で変えることができます。
スムーズにサブの時刻を変えることができるため、海外へ電話するときなどに相手の国の時間を確認するときに便利です。
GMTウオッチは、文字板1つで複数の時刻を表示するため、1つ目の時刻と2つ目以降の時刻は、文字板だけでなく分針・秒針も共有しています。
時刻を表示するための部品が最小限で済むため、シンプルなデザインでありながら複数の時刻を同時に表示することができます。
なお、時分秒針に加え、24時針となりますので、トルクが高いメカニカルで採用されています。
クオーツでは、24時針を回せるだけのトルクがありませんので、小窓を付けて小秒針を回すなど工夫されています。

