ソーラー電波なのに受信しない。
動いているが、電波情報を受信しない状態。
これはどういうことでしょう?
充電は十分ですか?
充電量が少なくなると電波受信しなくなります。
太陽光で十分に充電されていらっしゃいますか?
どこで『電波受信』していますか?
電波受信させる際に、電波塔方向の窓側に置いてますか?
なお、掛け時計や置時計のアンテナは大きいですが、腕時計のアンテナは小さい為、同じ場所でも腕時計では受信が出来ないこともあります。
強制受信をした際に、『受信レベル高い』、あるいは『受信レベル低い』を指してますか?
あるいは、全くどこも指さないでしょうか?
ずっと『受信レベル高い』を指していても正しい時間に変わらない場合は、他に原因があると思われます。
『受信レベル低い』を指す場合は電波が弱い状態です。
場所を変えて電波塔に向けてください。
どこも指さない場合は、他に原因がありそうです。
電波受信が難しい場所
以下の場所での電波受信は避けましょう。
ほぼ『受信不可』となりそうです。

- テレビ、冷蔵庫、エアコン、電化製品の近く
(ベランダのエアコン室外機の上もダメです) - パソコン、電話、FAXなどOA機器の近く
- スチール製の机や金属製の家具の上

- 工事現場、交通量の多い場所

- 高圧線やテレビ塔、鉄道、線路の近く

- ビルの中やビル谷間、地下

- 乗り物の中
電波受信不可の際の確認事項
- 受信中、途中で時計を動かしていないでしょうか?
動かした場合は、一旦電波を切ってしまいますので、初めからやり直しになります。 - 腕に着けたまま受信していないでしょうか?
腕に着けたままでは受信しません。 - タイムゾーンはTYO(東京・日本)になっていますか?
日本専用アンテナにしないと電波受信しません。
ソーラー電波時計は、福島県と佐賀県にある電波塔から発信される電波を受信して時間を補正しますが、電波自体が弱く、受信も静止状態で10分程度かかるために静かな深夜の2時と4時に自動で受信する様セットされています。
夜、自動受信させる場合は、電波塔がある方向の窓側に置いておいてください。
時計を保管していたら止まっていた
ソーラーなので充電をしたが、全く時間も日付も合わない。
使用もしていないのに壊れているようだ・・・
パワー温存機能
逆に使用せず、止まったままになっていると故障しやすくなってしまいます。
しばらく使用になっておられず、光に充てても動かず止まっていたということであれば、充電量は0の状態になっていたと思われます。
また、充電して動くようになっても時間が合わないということであれば、おそらくシステムダウンを起こしてしまったので、電波受信ができない状態になってしまったと考えるべきです。
電波時計は、普通の時計と違って、りゅうずで簡単に時間を合わすということが出来ません。
基本的に、電波受信をして時間を合わすということになります。
このような状態にならぬ様に、光が当たらない状態が約72時間(約3日)続くと自動的に針を止めパワーを温存(フル充電であれば最大1.5年)し、次に光が当たった時に針がぐるぐるっと回り、今の時間に戻るようになっていますが、パワー温存が無くなるぐらい放置が続いた場合には、光が当たっても元に戻らず止まったままになってしまいます。
このような場合には太陽光で充電しなければなりません。
光を当てると2秒運針になり、充電を続けると正常に秒針が動くようになります。
なお動き出しても受信しません。
電波受信ができるようになるには、システムリセット(万が一異常な動きになった時)とタイムゾーン合わせを行い、そのあとに強制受信をするという流れになります。
充電しても動かない、あるいは2秒づつ動く
秒針が2秒づつ、あるいは5秒づつ動くというのは充電不足です。
自宅で太陽の直射日光で充電しても正常の運針にならず、2秒運針が続くあるいはすぐに2秒運針に戻ってしまうのは、充電池か輪列に問題がありそうです。
充電環境の問題
その前に、どこでどれくらい充電されているかも確認しなければなりません。
部屋の蛍光灯で充電された場合は、ほとんど充電出来ていない可能性があります。
夏場の太陽直射日光だと10万ルクスの照度が得られますが、蛍光灯の場合20㎝の距離で3000ルクスしかありませんのでほぼ充電出来ません。ただ動いているだけとなります。
充電池(バッテリー)の問題
充電できない原因として、二次電池が劣化している可能性があります。
二次電池が劣化するまで内装点検に至っていないことになりますので、同時に内装修理が必要になります。
内部輪列の問題
機械の歯車が回り、摩擦で出る摩耗粉によって馴染ませてある油が汚れ、歯車を回す力がより必要になります。
そのため消費電流が高くなり、充電池が早く消耗される様になりますので分解掃除、あるいは機械交換が必要になるのです。(4年に1回目安)
