ケースの部品名称
一般的なケースの構成
大別すると3つに分けられます。
- 縁部(ふちぶ)
- 胴部
- 裏ぶた部

ワンピース構造ケース
裏ぶたのない一体ケース構造のことです。
プロダイバー向けの混合ガス潜水時計に用いられるような構造です。
防水性に優れ、耐久性を向上させた構造です。
ケースの材質によく用いられるもの
- SS ステンレススチール
- TI チタン
- BTI ブライトチタン
- PC プラスチック
- PDP 素材にパラジウムめっき(銀色)を施したもの
- SGP 素材に金色めっきを施したもの
ケースの形状

ガラス・風防
サファイヤガラス
文字盤の保護をするカバーで、主にガラス素材とプラスチック素材のものがあります。
- カーブサファイヤガラス
表面にカーブのついたサファイヤガラスです。立体的でソフトなイメージを演出します。 - デュアルカーブサファイヤガラス
表、裏の両面にカーブのついたサファイヤガラスです。レンズ効果がなく、どの角度からでも時刻が読みやすいのが特長です。 - ハードレックス
無機ガラスに特殊強化処理を施したガラスです。(キズがつきにくい) - サフレックス
ハードレックスの上に、特殊な接着方法でサファイアガラスを貼り付けた、2枚構造のガラスです。サファイアガラスの輝きと表面硬度がそのまま活かされています。
無反射コーティング
光の反射を防ぐために、ガラス面に特殊なコーティング(被膜)を施しています。
ただ、コーティング自体が柔らかいため、ぶつけると剝がれてしまい、ガラスに傷がついたように見えてしまうことがあります。そのため、内面のみコーティングがしてある “内面無反射コーティング” というものがあります。
裏ぶた
ムーブメントを収めたケースを密閉する役割を持つ、時計ケースの裏側の蓋。
ネジで留めるタイプ、ムーブメントが見えるタイプ、はめ込むタイプ、ねじ込んで固定するタイプなどがあります。
- スクリューバック
裏蓋の固定方式の1つです。ケース本体にねじ込んで固定しています。防水性、防塵性、機密性に優れています。
ねじ込み式の為、裏ぶた刻印等には方向性がありません。
ダイバーズウォッチや日常生活用強化防水のモデルに多用されています。
- シースルー・バック
ケースの裏蓋がサファイアクリスタルなどの透ける素材でできておりムーブメントの動きを眺める事ができるガラスの裏ぶたです。
ダイアルにも透ける素材を使用したものを特にスケルトンという。
ベゼル
ダイヤルや外側にあるカバー・ガラス(風防)を固定するパーツのことを言います。
- 回転ベゼル(rotating bezel)
回転させることのできるベゼルです。
通常、ベゼル上に分目盛りがデザインされており、ある時間が経過した後に分針の指す目盛りを読むことで、経過時間を読みとることが出来る等の使用方法があります。
潜水するには潜水タンクを装着しますので、酸素があとどれくらい持つのか知るための必須アイテムです。
ダイバーズウオッチなどに採用されます。
- 逆回転防止ベゼル
ダイバーズウオッチ等に用いられ、時計と逆回りしか回転しない回転ベゼルです。
正回転してしまうと計測時間を見誤ってしまうため、逆回転しかしないようにしてあります。
りゅうず
ゼンマイの巻き上げや時刻・日付の調整に使うつまみのこと
- ネジロック式リューズ
ネジ込み式で強固に固定できる構造のりゅうずです。
誤ってりゅうずが引き出され時間が狂うことを防ぐとともに、厳しい使用環境でも高い防水性が保たれるように設計されたものです。
ネジ込み式の為、マークなどの刻印の方向性はありません。
刻印の方向は、電池交換時に向きが変わってしまうことがよくあります。
文字板
文字板の材質には、価格、デザインによりいろいろなものが使い分けておられますが、ソーラーモデルに関しては、文字板プレートの裏側にある太陽電池ユニットで光エネルギーを受けなければならず、光を通す材質でないとならない為、素材は限定されてしまいます。
また、光を通す素材なので、太陽電池ユニットが見えてしまうモデルもあります。
一方、機械式モデルに関してはソーラーモデルのような素材の限定が無いため、凝った仕上がりが盛り込めます。
時計のサイズと重量

サイズ
厚さは、ガラス面又は回転リング部の上面から裏ぶた面までの厚みです。但し、ガラスのレンズ部厚は除きます。
- H:縦幅
- W:横幅
- D:厚さ
- かん幅:バンドの幅
重量
ウオッチ:バンドを含めた重量です。
かん幅
バンドの取り付けられるケース足(かん)の内幅の寸法のことです。バンド先かん幅とほぼ同寸ですので、バンド交換の際には、ケースと同じかん幅のバンドを使用します。