Q:購入したばかりで止まった(メカニカル時計)

Q&A

購入後の止まり

機械別で解説します。
なお、購入したばかりなので、自分でぶつけたとか落として止まったという以外、保証があれば、ほぼ無償で修理してくれます。

メカニカル(機械式)時計

内部輪列(歯車)のケバ

歯車内に異物が出現し、それが原因で噛み合わせで止まってしまったという可能性が考えられます。
入荷仕立ての新品の商品の中には、歯車自体が新しく、特に機械式の場合にはトルクが高い為、歯車同士の噛み合わせには力が加わることで削れてしまう可能性があり、その出現した小さな金属片が、回転する歯車の隙間にはさまってしまい、回転が止まってしまうということが僅かながら可能性としてあります。

内部の異物を取り除くことで解決しますが、無償修理では、分解・洗浄での対応になると思います。

保証がない場合はオーバーホールが必要かと思います。

ひげぜんまい 衝撃による絡み

ユーザーの瑕疵であるとは言い難いところではありますが、外部からの衝撃でテンプ部分に設置されている「ひげぜんまい」が絡んでしまって往復運動が出来なくなった可能性があります。

「ひげぜんまい」が伸びたり縮んだりすることで、テンプの往復運動がスムーズになり、秒針が小刻みに動くのですが、ひげぜんまいが絡むと止まってしまったり、あるいは伸び縮みが規則正しくならない為にテンプの往復運動が左右対称にならず遅れたり進んだりしてしまうことになります。

通常、保証が効く場合は無償対応ということになりますが、当初からの不具合ではなく、ユーザーの使用による外部衝撃と認定された場合はおそらく保証が効かないため、有償でのオーバーホールになるかと思います。

時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら

ひげぜんまい 磁気帯び

ユーザーの瑕疵であるとは言い難いところではありますが、外部からの強い磁気の影響でテンプ部分に磁気が入り込み、「ひげぜんまい」が磁石化してしまうことで「ひげぜんまい」が絡んでしまってテンプの往復運動がうまく出来なくなった可能性があります。

ひげぜんまいが伸びたり縮んだりすることで、テンプの往復運動がスムーズになり秒針が小刻みに動くのですが、ひげぜんまいが絡むと止まってしまったり、あるいは伸び縮みが規則正しくならない為にテンプの往復運動が左右対称にならず遅れたり進んだりしてしまうことになります。通常は磁気抜き対応ですが、機械交換されることもあります。

当初からの不具合ではなく、ユーザーの使用による磁気帯びと認定された場合はおそらく保証が効かないため、有償でのオーバーホールになるかと思いますが、出荷前から磁気帯びしていた可能性も無きにしも非ずというところですので、おそらくは無償修理で行けるものと思います。
認定されない場合はユーザー責任の有償ということになります。

Q:磁気で止まったと言われた
クオーツモデルは、水晶振動子からの信号を利用して、ロータ(秒針直結)を回転させておりますが、外部から磁気を受けることによって、このロータが磁気を受けている時間の間だけ、回転が止まってしまいます。

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